市報わかやま 平成28年9月号
20/20
▼ 2012.4№805▼市報わかやま平成28年9月号 第858号発行/和歌山市広報広聴課 〒640-8511 和歌山市七番丁23☎073-432-0001(代表) ホームページ http://www.city.wakayama.wakayama.jp/ 人 口 /362,597人 (男170,385人 女192,212人) 世帯数/153,408世帯 ※平成28年8月1日現在古紙パルプ配合率100%再生紙と植物油インキを使用しています。市立和歌山高等学校デザイン表現科2年 ▶小阪 碧さん ◆ 今月の題字、私が制作しました秋ということで、十五夜の満月の浮かぶ夜空とススキをイメージして作りました。◆ 和歌山市民憲章 (昭和41年11月3日制定)○自然を愛し、きれいなまちをつくりましょう。○互いにたすけあい、希望にみちたまちをつくりましょう。○きめごとを守り、人に迷惑をかけない市民になりましょう。○仕事に誇りをもち、たくましい市民になりましょう。○教養を高め、視野の広い市民になりましょう。広告市財政収入の一部に寄与することを目的とし、一般の広告を掲載しています。 問広報広聴課 ℡435-1009市財政収入の一部に寄与することを目的とし、一般の広告を掲載しています。 市長就任から8月25日で丸2年が経ちました。この2年間は、紀の国わかやま国体・大会などの行事や人口減少、若者の市外流出、市街地の衰退といった待ったなしの課題への対応などがあり、「長かったな」というのが率直な実感です。大学誘致、企業誘致、道路整備、民間活力による市街地再開発、外国人観光客の増加など目に見える形で良くなってきたと感じてもらえるよう職員一丸となって取り組んでいます。●学生のまち・若者のまち 来年4月から、まちなかにある伏虎中学校や雄湊、本町小学校が、9年制の伏虎義務教育学校に統合移転され廃校となります。私は市長就任以来、この跡地を活用した大学の誘致を多方面に働きかけてきました。 そのうちの一つが、県とともに行った東京医療保健大学看護学部です。雄湊小学校の校舎を活用することで大学側の理解を得られ、早くも2年後には開校することが決まりました。 また、伏虎中学校跡地は、県立医科大学薬学部の新設・誘致を仁坂知事に要望し理解を得て、現在、市議会で様々な視点から議論していただいているところです。さらに、本町小学校跡地についても、これまでの経緯も尊重しながら3つ目の大学誘致を進めたいと考えています。 3つの大学がまちなかにできれば、一挙に学生のまち、若者のまちに近づきます。にぎわいだけでなく、地域の経済にとっても大きな効果がありますし、看護や薬学といった専門分野は市民生活に不可欠な職業なのです。●将来にわたって3世代が安心して暮らせるまち 私は、行政の最大目標は福祉の向上であると考えています。人口減少下でも社会保障が将来にわたって安定的に継続し、高齢者や障がい者の方などすべての人が生涯安心して暮らせる社会システムづくりが重要です。 現在、住み慣れた地域で、住まい・医療・介護・予防・生活支援が一体的に提供される地域包括ケアシステムを推進していますが、特に高齢者の方が一人でも安心して暮らせるよう、見守りや在宅医療などを重点的に進める必要があります。 また、生活様式の変化、勤務・通勤事情など核家族化が進む中で、世代間の支え合いによる子育て、高齢者の健康増進や安心感などさまざまなメリットがある3世代同居・近居に力を入れています。新築・改築・空き家活用などの補助と合わせ、住み慣れた土地で生活できるようコンパクトなまちづくりに取り組むことにより、3世代が安心して暮らせる地域づくりを進めます。●おわりに 人口減少が続く中でも、将来にわたって「住みたくなるまち」「住んで良かったまち」となるよう「きらり輝く元気和歌山市」の実現に向け、さらにスピードを上げて取り組んでまいります。和歌山市長尾花 正啓市長就任2年
元のページ